その１境目のないお寺と幼稚園

若草の子どもたちにとって仏さまは、いつもあたたかい目で見まもり、時に大切なことを教えてくれるおばあちゃんおじいちゃんのような、身近でとても親しみ深い存在です。朝の礼拝では、みんなで仏さまの言葉をとなえ、仏さまの歌をうたいます。「ありがとう」「いただきます」「ごちそうさま」。仏さまが教えてくれた言葉の数々から、思いやりと慈しみの心を学びます。ご本堂での夏のお泊まり会は、子どもたちがワクワクする行事のひとつです。 仏さまのもと、お寺と幼稚園の境目なく、子どもたちがこころ豊かに、のびのびと過ごせる幼稚園を目指しています。

その２地域で子供達を育てていきたい

若草幼稚園は、ここ大森山王の地で長い歴史を刻む、地域に根ざした幼稚園でもあります。まちにはかつての若草っ子がたくさんいて、親・子・孫の三代にわたって若草幼稚園に通うご家庭も少なくありません。まちの子どもは、まちの宝。地域に暮らす子どもたちを、地域のみんなで見まもり、育んでいく。子どもたちが大きくなって、おじいちゃんおばあちゃんになっても、ふらりと園に来て子どもたちと交流することができる。若草幼稚園と地域とで、そんな関係を築けたら。こんなことを考えています。

その３子ども、親、先生が一緒に成長する場

若草幼稚園は、各学年１クラスずつの小さな幼稚園です。子どもの数も先生の数も決して多くありませんが、その分、園と保護者とで、しっかりコミュニケーションを取ることができます。在園中、お子さんのことで気になることがあったら、どんな些細なことでも相談してください。子どもたちに共により添い、共に笑い、子どもたちの成長を共に願い、共に成長しあえる。若草幼稚園が、皆さんにとって家族のようにあたたかく、笑顔あふれる場所になれることを願っています。